邪教(読み)ジャキョウ

デジタル大辞泉 「邪教」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐きょう〔‐ケウ〕【邪教】

誤った教えを説き、人を悪へ導く宗教邪宗
[類語]異教邪宗邪法外道

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精選版 日本国語大辞典 「邪教」の意味・読み・例文・類語

じゃ‐きょう‥ケウ【邪教】

  1. 〘 名詞 〙 誤った教義を持ち、世に害毒を流す宗教。多くはその宗教に反対する立場の人が用いる語。邪宗。
    1. [初出の実例]「人之在世各恐後生。是以或信邪教或貴謗法」(出典:日蓮遺文‐立正安国論(1260))

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普及版 字通 「邪教」の読み・字形・画数・意味

【邪教】じやきよう(けう)

邪悪な教え。〔漢学師承記、四、洪亮吉〕時に匪(けうひ)(白蓮教の乱匪)充斥す。題して征と爲す。君、時事を指陳し、直書して隱(い)む無し。師友に在りて時事を論じ、扼腕息す。皆以て狂と爲す。~乃ち引疾して歸る。

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世界大百科事典(旧版)内の邪教の言及

【淫祠邪教】より

…淫祠のなかには,たとえば南朝の項羽神のように,広範な民衆の信仰を得たために,陳の時代には国家に享祀されたという場合もあるが,多くは国家や地方官の禁圧に遭い,盛衰を繰り返した。 また南北朝・隋・唐時代には,仏教がしばしば邪教とみなされ,淫祠と同様,国家の禁圧の対象となることがあった。三武一宗の法難といわれる,北魏の太武帝,北周の武帝,唐の武宗,五代後周の世宗による廃仏事件がそれである。…

※「邪教」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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