改訂新版 世界大百科事典 「ジヤパシャ」の意味・わかりやすい解説 ジヤ・パシャZiya Paşa生没年:1825-80 トルコの思想家,文学者,立憲主義者。1855年,オスマン帝国の大宰相でタンジマートに始まる西欧化を推進したムスタファ・レシト・パシャに見いだされて,宮廷書記となる。この頃フランス語を学び,ヨーロッパの思想・文学の影響を受けた。しかし,その後,大宰相アリー・パシャに疎(うと)まれて地方に追われる。65年に結成された新オスマン人協会の反専制運動に参加するが,弾圧されて67年パリへ亡命。その後ナムク・ケマルらとともに,ロンドンで《自由》紙を創刊した。執筆者:新井 政美 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by