20世紀西洋人名事典 「ジョアンポンス」の解説
ジョアン ポンス
Joan Pons
1927 - 1984
スペインの版画家。
バルセロナ生まれ。
1944年ラモン・ロヘントのスタジオで絵画を学び、’47年芸術雑誌「アルゴル」創刊、バルセロナで初個展を開催。’48年クイシャルト、タラッツ等と同人グループを結成、「ダウ・アル・セット」を創刊し、スペイン現代美術の発展に貢献。’53年ブラジルに渡り、サンパウロ近代美術館で個展を開催、’62年帰国。’65年サンパウロ・ビエンナーレ展デッサン国際大賞受賞、その後リオ・デ・ジャネイロ近代美術館、フランクフルト、ボン等で個展を開催、高い評価を得る。超細密線描による怨念の神秘世界の表現が特徴的である。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報