ジョハンソン(読み)じょはんそん(英語表記)Donald C. Johanson

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ジョハンソン」の意味・わかりやすい解説

ジョハンソン
じょはんそん
Donald C. Johanson
(1943― )

アメリカの古人類学者。シカゴに生まれる。シカゴ大学人類学を学び、1974年同大学より博士学位を得た。1974~1981年の間クリーブランド自然史博物館人類学部長を務め、1981年カリフォルニア州バークリーに人類進化研究所を設立してその所長となった。1973年に国際アファール地域調査隊副隊長としてエチオピアで調査を行い、1974年にエチオピア北部のハダールで約350万年前の人類化石を発見した。この化石は現在のところ最古の人類に属し、不完全ながら1個体分の骨が保存されている。身長約1メートル、体重約27キログラムの女性と推定され、ルーシーLucyというニックネームでよばれている。

埴原和郎 2018年11月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android