埴原和郎(読み)はにはら かずろう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「埴原和郎」の解説

埴原和郎 はにはら-かずろう

1927-2004 昭和後期-平成時代の人類学者。
昭和2年8月17日生まれ。47年東大教授となる。62年国際日本文化研究センター教授。諸人種の歯の形態を比較し,モンゴロイドの歯の特徴に注目。骨や歯の特徴を統計学的に処理し,性別年齢を推定する方法を考案。また,南方系の縄文人と北方系の弥生人が混血したことによって日本人は形成されたとする「二重構造モデル」を提唱した。平成16年10月10日死去。77歳。福岡県出身。東大卒。著作に「日本人の成り立ち」「新しい人類進化学」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android