20世紀西洋人名事典 「ジョージ・W.ハフ」の解説
ジョージ・W. ハフ
George Washiugton Hough
1836 - 1909
米国の天文学者,気象学者。
元・ディアボーン天文台台長,元・ノースウェスタン大学教授。
ニューヨーク州生まれ。
カレッジ卒後ハーヴァード大学で学ぶ。後、ダッドリー天文台を経て1879年シカゴのディアボーン天文台台長就任。又ノースウェスタン大学内に同天文台を移転させ同大天文学教授就任。木星を30年間観測して、その大赤斑のいわゆる“浮き島説”を提唱。又、627個の重星を発見したほか、天体、気象観測機械各種を改良・考案。1891年名誉文学博士号を母校ユニオン・カレッジから贈られ、1903年英国王立天文学会外国人会友に推される等、多くの学会員に推挙された。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報