スアンロク(その他表記)Xuan Loc

改訂新版 世界大百科事典 「スアンロク」の意味・わかりやすい解説

スアンロク
Xuan Loc

ベトナム南部の都市。ホー・チ・ミン市(旧,サイゴン)の東75km,メコン・デルタ平野と南部ベトナム高原との接点に位置し,標高220m。チュアチャン山(830m)の西麓にあり,鉄道国道が通過する交通の要地。この辺は古くから人類居住地となったらしく,ドルメン巨石墳)が発見されている。近代には17世紀初頭に南下してきたグエン(阮)氏によりベトナムの領土として開かれた。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のスアンロクの言及

【ドルメン】より

…カスピ海西岸のタリシュ地方やインドのデカン高原では,支石の一つに円孔をうがつことがあり,特色を示す。そのほか北アフリカのロクニア,ベトナムのスアンロク,コロンビアのサン・アグスティンのドルメンが有名である。これらは青銅器時代から初期鉄器時代にかけてのものである。…

※「スアンロク」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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