スカイナ(その他表記)Sukayna

改訂新版 世界大百科事典 「スカイナ」の意味・わかりやすい解説

スカイナ
Sukayna
生没年:?-735

ウマイヤ朝時代のアラブ貴婦人で,第4代カリフ,アリーの孫。フサインの娘であり,母ラバーブは大詩人イムルー・アルカイスの血筋をひくという名家の出。教養容貌も兼備しており,生涯に10人もの名士と結婚。メッカメディナに構えた邸宅は,上流・教養階級のサロンとなり,カーバよりもこの邸宅に寄る方が主目的の巡礼者も出るほどであった。衣装も髪型も新しい流行をひらき,スカイナ流と称され,一世を風靡した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む