すこたん

精選版 日本国語大辞典 「すこたん」の意味・読み・例文・類語

すこ‐たん

〘名〙
① (形動) 間違ったことをすること。間が抜けたことをすること。思い通りにならないこと。また、そのさま。そのような人をののしってもいう。間抜け。すかたん。
※雑俳・柳多留‐八(1773)「ゆだんして母すこたんとやらかされ」
洒落本・通気粋語伝(1789)上「このごろはあのうちの、すこたんが顔みるもいやじゃわい」
② 関西方面で、頭をののしっていう。
※浄瑠璃・万戸将軍唐日記(1747)三「すこたんを梨割(わり)にしてやる物、あたいまいましい」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「すこたん」の意味・読み・例文・類語

すこ‐たん

すかたん2」に同じ。
「あの唄は人のうたふのは皆―だの」〈滑・浮世床・二〉
頭をぞんざいにいう語。どたま。
「こみづぬかすが最期、―張り砕くのぢゃ」〈伎・韓人漢文〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android