スコツス学派(読み)スコツスがくは(その他表記)Scotistae

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スコツス学派」の意味・わかりやすい解説

スコツス学派
スコツスがくは
Scotistae

13世紀のスコットランドのフランシスコ会士ドゥンス・スコツスの哲学的,神学的学説に追随するスコラ学者の総称。フランシスコ会学派ともいう。アウグスチヌスの思想を基盤に,アリストテレスの思想をも取入れた。ドミニコ会のトマス学派 (トミズム) を鋭く批判,対立した。存在の一義性,現実的区別と思考上の区別との中間にあるとする形式的区別,意志の優位などを主張した。神学においては神の愛なること,聖母マリアの神学的意義,聖体の秘跡などを強調し,トマスに反してマリアの無原罪の御やどりを唱えたが,のちこれは教会のドグマとされた。近代では,トミズム,イエズス会のスアレス学派とともに新スコラ学の三大流派を形成している。

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