現代外国人名録2016 「スコットボラス」の解説
スコット ボラス
Scott Boras
- 職業・肩書
- スポーツ代理人 スコット・ボラス社社長
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1952年11月2日
- 出生地
- カリフォルニア州サクラメント
- 学歴
- パシフィック大学〔1982年〕卒,マックジョージ法律学校
- 経歴
- 農家の家庭に生まれる。パシフィック大学時代に二塁手、三塁手として活躍。1974年大リーグ入りし、カージナルス、カブスのマイナーで4年間プレー、2Aのオールスターに選ばれたこともある。故障のため’78年現役を引退すると、大学に復学して工業薬理学の博士号を取得。さらにマックジョージ法律学校で法律学の博士号を取得、弁護士資格を持つ。’82年からスポーツ選手の代理人として活動。大リーグのバリー・ボンズ、イバン・ロドリゲスらスター選手の契約を数多く手がけ、2000年にはアレックス・ロドリゲスとレンジャーズの間で10年総額2億5200万ドルの史上最高額の契約を実現させるなど、卓越した交渉術で次々と大型契約をまとめ上げる。2007年には再びロドリゲスと、今度はヤンキースとの間で10年総額2億7500万ドル(当時302億ドル)の史上最高額の契約をまとめた。2006年西武の松坂大輔投手の代理人となり、レッドソックスと6年総額5200万ドル(当時約61億円)の巨額契約を成功させた。2013年から2年連続で米経済誌「フォーブス」の“世界で最も影響力のあるスポーツ代理人”に選ばれる。“最強代理人”の異名をとるが、米球界では“タフ・ネゴシエーター(厄介な交渉者)”、巨額の契約金を吸い取るさまから“吸血鬼”とも呼ばれる。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報