スコットランド国民党(読み)スコットランドコクミントウ(その他表記)Scottish Nationalist Party

デジタル大辞泉 「スコットランド国民党」の意味・読み・例文・類語

スコットランド‐こくみんとう〔‐コクミンタウ〕【スコットランド国民党】

エス‐エヌ‐ピー(SNP)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スコットランド国民党」の意味・わかりやすい解説

スコットランド国民党
スコットランドこくみんとう
Scottish Nationalist Party

スコットランド政党イギリスからの分離・独立を主張する。イギリスの衰退が顕在化していった 1970年代に,分離・独立論や北海油田領有を主張して,高揚したスコットランド・ナショナリズムの中心的存在となった。スコットランドでは一時的に保守党を抜き,第2党となったが,79年の権限委譲を問う国民投票に失敗すると,その支持は急速に低下,その後徐々に勢力を回復した。 92年の総選挙でスコットランドの「ヨーロッパでの独立」を掲げ,議席数は5にとどまったものの得票率では 21.5%を獲得した。さらに 94年6月のヨーロッパ議会選挙ではスコットランド代表のうち労働党に次ぐ第2党に躍進。 97年5月の総選挙でも6議席と少数ながら継続した議席を確保している。なお,97年9月に行われた住民投票の結果,スコットランド議会が 2000年から開設されることになった。

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世界大百科事典(旧版)内のスコットランド国民党の言及

【イギリス】より

…第三政党の自由民主党SDPは得票率では前回を1%ほど下回る17.2%だったが,議席は倍増以上の46に増えた。これ以外に地域の独立や自立性を訴える地域型政党として,スコットランド国民党SNP(6議席),ウェールズ民族党Plaid Cymru(4),北アイルランドのアルスター統一党(10)およびシン・フェーン党(2)などの小党が存在している。 地域政党や第三政党の台頭が目立つようになるのは1970年代以降のことである。…

※「スコットランド国民党」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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