20世紀西洋人名事典 「スタニスラスフュメ」の解説
スタニスラス フュメ
Stanislas Fumet
1896.5.10 - ?
フランスのジャーナリスト,作家。
ポール・クローデル協会会長。
L.M.ブロワの影響を受け、J.マリタンとともに1925年「金の葦」誌、’33年「島」誌を創刊した。’37年週刊誌「タン・ブレザン」、新聞「セット」をモーリヤックなどと共同して出版し、カトリック会内部に反響を及ぼした。第二次大戦中は抵抗運動に加わって逮捕され、解放後、カトリック協会がヴイシー政府へ加担したことを攻撃する。レジスタンス一派として活躍し、’44年クロード・モーリヤックの「精神の自由」に参加した。主著に「我らのボードレール」、「エルネスト・エロ、光のドラマ」(’45年)などある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報