最新 地学事典 「スパニッシュピーク火山」の解説
スパニッシュピークかざん
スパニッシュピーク火山
Spanish Peaks volcano
米国コロラド州にある古第三紀初頭の開析された火山。放射状岩脈のみごとな発達と多様なアルカリ岩の産出で知られる。中心近くには花崗斑岩の東峰,閃長閃緑岩の西峰の二つの岩株がある。付近の平原(1,800m)からの比高約2,300m。放射状岩脈は主に西峰を中心にすべての方向に500本以上,平均幅3m, ほとんど垂直で最大40km以上に達する。岩石は花崗斑岩からアルカリ玄武岩まで各種のアルカリ岩。細粒無斑晶質のものから粗粒完晶質のものまで多様。岩脈分布の平面形から,貫入時に東西水平方向に主圧力方向のある応力場があったことが推定されている。参考文献:A.Knopf(1936) Bull.Geol.Soc.Am.,Vol.47
執筆者:中村 一明
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

