スパークチェンバー(英語表記)spark chamber

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スパークチェンバー」の意味・わかりやすい解説

スパークチェンバー
spark chamber

荷電粒子気体中で進路に沿って生じたイオンにより局部的に放電を起し,飛跡を観測する装置放電箱ともいう。 1959年福井崇時,宮本重徳が発明した。気体はネオンアルゴンなどが用いられ,間隙が数 mmの平行電極に約 10kVで高電圧パルスをかけると粒子がイオンをつくった場所放電が起る。高エネルギー素粒子,宇宙線実験に広く用いられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

お手玉

世界各地で古くから行われている遊戯の一つ。日本では,小豆,米,じゅず玉などを小袋に詰め,5~7個の袋を組として,これらを連続して空中に投げ上げ,落さないように両手または片手で取りさばき,投げ玉の数や継...

お手玉の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android