スフリエールヒルズ火山(読み)スフリエールヒルズかざん

最新 地学事典 「スフリエールヒルズ火山」の解説

スフリエールヒルズかざん
スフリエールヒルズ火山

Soufriere Hills volcano

カリブ海小アンティル諸島北部のMontserrat島南部にある成層火山。南北をより古い成層火山に挟まれ,東西に斜面を広げる。最大径約9km,海抜914m,海底からの比高1,083m。山頂に東に開いた馬蹄形カルデラをもち,その中に溶岩ドームがある。近代は顕著な噴気活動と群発地震のほかに目立った活動はなかったが,1995年7月18日に約400年ぶりの噴火となる水蒸気爆発が発生,11月から溶岩ドーム形成が始まった。この活動に伴いブルカノ式噴火火砕流が頻繁に発生した。静穏期を挟み,溶岩噴出が活発な時期を5回繰り返した後,2013年4月頃までに活動は終息した。総マグマ噴出量は約1km3。1997年12月26日,2003年7月13日,2006年5月20日には大規模な溶岩ドーム崩壊が起き,海域を含む東麓に大量の火砕物が堆積した。1997年の噴火で西麓の街Plymouthは火砕流に埋没し,その後放棄された。山体構成岩石は輝石安山岩を主に,かんらん石玄武岩・角閃石安山岩デイサイトなど。

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参照項目:火砕流
参照項目:ブルカノ式噴火
参照項目:溶岩円頂丘

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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