すぽん抜き(読み)スポンヌキ

デジタル大辞泉 「すぽん抜き」の意味・読み・例文・類語

すぽん‐ぬき【すぽん抜き】

人を出し抜くこと。人に不意打ちをくわせること。
馴染なじみのおれを、―に合はせた」〈浄・丹波与作

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「すぽん抜き」の意味・読み・例文・類語

すぽん‐ぬき【すぽん抜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. すぽんと一気に物を引き抜くこと。
  3. 他人のすきに乗じたり、だましたりして、自分が先にことをなすこと。出し抜くこと。不意うちをくわすこと。
    1. [初出の実例]「庄野のふとのお米が俵腰に喰い付て。馴染のおれをすぽんぬきにあはせた」(出典:浄瑠璃・丹波与作待夜の小室節(1707頃)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む