スミヤキ(読み)すみやき

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スミヤキ」の意味・わかりやすい解説

スミヤキ
すみやき / 炭焼

硬骨魚綱スズキ目クロタチカマスクロシビカマス別名。クロシビカマスの体が煙でいぶしたような青銅色であることに由来する。それ以外に次のような種に対する方言としても使用される。いずれも体色、ひれの色、斑紋(はんもん)などが黒いことによる。

(1)クロタチカマス科クロタチカマスの神奈川県小田原(おだわら)の方言。

(2)シマイサキ科シマイサキの関西地方および広島、大分、宮崎各県などの方言。

(3)シマイサキ科コトヒキの三重県鳥羽(とば)の方言。

(4)イシナギ科オオクチイシナギの福島県小名浜(おなはま)、千葉県銚子(ちょうし)などの方言。

(5)スズメダイ科スズメダイの高知県の方言。

[赤崎正人・尼岡邦夫 2017年7月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android