スリランガパトナム(その他表記)Srirangapatnam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スリランガパトナム」の意味・わかりやすい解説

スリランガパトナム
Srirangapatnam

別称セリンガパタム Seringapatam。インド南西部,カルナータカ州南部の町。マイソール北北東約 15km,カウベリ川中のセリンガパタム島西端に位置。地名は,ヒンドゥー教のビシュヌ神の化身シュリーランガに捧げられた寺院に由来。 15世紀に城塞が築かれ,マイソール王国,次いでイスラム王朝の首都となったが,1799年第4次マイソール戦争ティプ・スルターンがこの地で戦死,イギリスが占領した。 17世紀のヒンドゥー教記念物,イスラムのモスクスルタンの夏宮,霊廟などがあり,多くの観光客が集る。付近の島々は鳥類保護区となっている。人口2万 1902 (1991) 。

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