スル海(読み)スルかい(その他表記)Sulu Sea

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スル海」の意味・わかりやすい解説

スル海
スルかい
Sulu Sea

太平洋の縁海の一つで,フィリピン諸島南西部とボルネオ島の間にある海域。東にミンダナオ海,南にセレベス海があり,ミンドロ海峡,バラバク海峡を通じて南シナ海につながっている。面積 26万 km2。地質構造的には,断裂線によって北東から南西に2分されている。ところによって深度約 5600m。周辺にはミンダナオ,パナイ,パラワン,バラバクなどの島々がある。モロ族が多く,15世紀後半頃からこの海域に侵入し,イスラムを信奉して,スペイン統治まで君臨していた。真珠,亀の卵,なまこ,鱶 (ふか) のひれなどを産する。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「スル海」の意味・わかりやすい解説

スル海
するかい
Sulu Sea

フィリピン南西部、北はミンドロ島パラワン島、南はミンダナオ島スル諸島、東はビサヤ諸島、西はボルネオ島北東部などで囲まれた海域。北緯5~10度にわたり、東西約680キロメートル、南北約550キロメートル、最深点は5580メートルに及ぶ。海域にはクヨ、カガヤン、カガヤン・デ・スルなどの諸小島があり、フィリピン最大の漁場として知られる。季節風を利用して沿岸の人々の往来が盛んであるが、かつては海賊活動の激しい海域として恐れられた。

[別技篤彦]

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