スレイマン1世のモスク(読み)スレイマンいっせいのモスク(英語表記)Süleymaniye Cami

改訂新版 世界大百科事典 「スレイマン1世のモスク」の意味・わかりやすい解説

スレイマン1世のモスク (スレイマンいっせいのモスク)
Süleymaniye Cami

イスタンブールにあるモスク。建築家シナンハギア・ソフィアをモデルとして1550-57年に建立スレイマン1世の墓,マドラサ,施療,給食浴場,宿泊等の教育・福祉施設とともに,オスマン・トルコ特有の複合建築群キュッリエkülliye(イマーレトimāret)を構成している。高さ53mに及ぶ礼拝堂中央の大ドームとその周囲に架けられた小ドーム,半ドームが迫り上るように上昇感を誘い,さらに,これに呼応するかのように中庭四隅には,天を指す細くとがったミナレットが4基配置されている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android