スンダルバンス(その他表記)Sundarbans

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スンダルバンス」の意味・わかりやすい解説

スンダルバンス
Sundarbans

インド,ウェストベンガル州南東部からバングラデシュ南西部にかけての地方。ガンジスデルタ諸河川の河口付近の低湿地で,インドのフーグリ川河口からバングラデシュのメグナ川河口まで,ベンガル湾沿いに約 260kmに及ぶ。全域は網の目状にクリークが走り,マングローブ低木が茂る。ところどころの高地狩猟漁業を営む住民がいる程度で,ほとんど人間は住めない。低木林の中にはトラが生息。近年は製紙・燃料用に木材が切り出されている。 1997年世界遺産の自然遺産に登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android