スークシュマ・シャリーラ(その他表記)sūkśma-śarīra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

スークシュマ・シャリーラ
sūkśma-śarīra

インド哲学用語。微細身と訳される。ウパニシャッドで,人の臨終時にはアートマン (我) が肉体を出て行くに従って,プラーナ (生気) および生活機能は去り,知識と業と過去意識とがアートマンに付随するといわれる。その主体となっていると想定されるものをさす。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android