ズキンタケ(読み)ズキンタケ(その他表記)Leotia lubrica

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ズキンタケ」の意味・わかりやすい解説

ズキンタケ(頭巾茸)
ズキンタケ
Leotia lubrica

子嚢菌類ビョウタケ目テングノメシガイ科。高さ3~5cm,径2~5mmの黄色,黄赤色または黄褐色の円柱状の柄の頂に,褐色または緑色頭巾のような形の頭状部をもっている。この表面に子実層が発達し,棍棒形の子嚢と糸状側糸とを生じる。8個の子嚢胞子を生じるが,これは紡錘形で4~7個の油球をもっている。秋に,山林中の土の上に群生する。日本,ヨーロッパ,北アメリカ,オーストラリアインドと広く分布する。

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世界大百科事典(旧版)内のズキンタケの言及

【テングノメシガイ】より

…世界中に分布し,日本全土で見られる。テングノメシガイ科のこれに近い仲間のものには黄土色~黄緑色で肉質の頭部をもつズキンタケLeotia lubrica Fr.,淡黄色~クリーム色でへら形~木の葉形の頭部をもつヘラタケSpathularia clavata Fr.,淡黄褐色で,こぶしのように縁を下にまきこんだ頭部をもつホテイタケCudonia circinans Fr.がある。【椿 啓介】。…

※「ズキンタケ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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