旺文社世界史事典 三訂版 「セク=トゥーレ」の解説
セク=トゥーレ
Ahmed Sékou Touré
ギニア共和国の初代大統領(在任1958〜84)
19世紀末期の反フランス闘争の指導者サモリ=トゥーレの孫。第二次世界大戦後,フランス統治下のギニア労働運動の指導者となり,1952年ギニア民主党,56年アフリカ労働総同盟(CGTA)を結成した。1957年自治政府初の副首相,ついで首相となり,58年に「隷属の中の富裕より自由の中の貧困を選ぶ」と演説して,住民にド=ゴール憲法への圧倒的な反対投票をさせ,完全独立を宣言,大統領となった。アフリカ革新派の代表的指導者となった。
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