…文字を書き記す人。かつてはその技能をもつのはごく限られた人々であり,古代エジプトでは書記は各分野で重要な役割を果たす官職として尊ばれていた。これがダビデ王時代のユダヤに伝えられ,旧約聖書では〈書記官〉と記されている。ラテン語では〈書く〉を語源とするscribaという語があてられるが,ユダヤ教の教典を記録し解釈する人という意味から,新約聖書では〈律法学者〉の訳が用いられている。いっぽう,書記は王,権力者のもとで,秘密secretumにあずかっているという点をとらえてsecretaryという語も用いられるようになった。…
…18世紀のロココ様式時代には,花模様や幾何学模様の寄木細工や中国趣味(シノアズリー)の漆塗が施されて一段と華麗さを増した。1700年ころからビューローの上に観音開きの扉付き大型書棚あるいは整理棚を載せたセクレタリーsecretaryとよぶ書きもの机が現れた。ビューローの傾斜板は垂直になり,正面の扉を前に倒すと書台になる。…
※「セクレタリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...