せぐる(読み)セグル

デジタル大辞泉 「せぐる」の意味・読み・例文・類語

せぐ・る

[動ラ四]涙や吐きけなどがこみあげる。せきあげる。多く、「せぐりあげる」「せぐりくる」などと複合語の形で用いる。
九郎助は老の逸徹いってつ、息も涙も―・りかけ」〈浄・布引滝

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精選版 日本国語大辞典 「せぐる」の意味・読み・例文・類語

せぐ・る

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 涙、吐き気などがこみあげる。せきあげる。胸がいっぱいになる。→せぐりくる
    1. [初出の実例]「せぐる 俗語也嘔気をいへり、塞索の義なるべし」(出典:和訓栞(1777‐1862))

せぐ・る

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 さぐる。さぐりを入れる。
    1. [初出の実例]「遠き紅夷の本草までせぐり。世間の医師を小児の様に罵り」(出典:洒落本・翻草盲目(1780か))

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