セゴビアのアルカーサル

世界の観光地名がわかる事典 「セゴビアのアルカーサル」の解説

セゴビアのアルカーサル【セゴビアのアルカーサル】

スペイン北部、首都マドリードから87kmの場所に位置する、古都セゴビア(Segovia)旧市街西端にある岩山の上に建てられた古城。ディズニー映画『白雪姫』の城のモデルにもなった城でもある。カスティーリャ王のアルフォンソ6世(1040~1109年)が、12世紀にムーア人の技術を用いて築いたのが最初である。その後、14世紀にエンリケ2世が再建し、歴代カスティーリャ王の居城となった。1474年にイサベル女王がカスティーリャ王国国王として戴冠式を行ったのも、この城である。城からの眺望はすばらしく、セゴビア市内はもとより、エレスマ川の向こうに広がるカスティーリャの高原を見渡すことができる。城内には中世の家具やフランドルタペストリーなどの展示があるほか、城の一部は軍事博物館となっている。◇セゴビアの旧市街の建築物やローマ水道橋とともに、世界遺産に登録されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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