セパレートまつ毛(読み)せぱれーとまつげ

知恵蔵 「セパレートまつ毛」の解説

セパレートまつ毛

マスカラによる仕上がりでまつ毛同士のくっつきがなく、1本1本さばかれた状態をいう。アイメーキャップの受容性はかなり高まり、目元の印象に大きく影響するメーキャップアイテムはマスカラであるが、最近の傾向はまつ毛がセパレートされた仕上がりが注目されている。2000年ごろはまつ毛がひじきのような1本1本が太くボリューム感のある仕上がりが好まれていたが、アイメーキャップの変遷とともにまつ毛(マスカラ)の存在にも変化の兆しが見られる。とはいっても日本人の根底にある、目を大きくパッチリ見せたいという願望は変わらず、現在はアイシャドーアイライナーの積極的な色使いにプラス、繊細でボリュームを抑えたセパレートな仕上がりでパッチリ目元を作る傾向が見られる。また、日本人のまつ毛は欧米人に比べると本数も少なく、長さも短い。生え方も下向きまつ毛が多いので、マスカラの中味(液)とさばきやすい塗布具の相性がよいものを選んで使うこともセパレートまつ毛の実現には重要である。マスカラの液が程良くまつ毛に付着し、1本1本セパレートに仕上がるブラシやコームタイプがあり、素材もナイロン樹脂、ゴムなど多様化している。

(高須恵美子 資生堂ビューティーソリューション開発センター長 / 2008年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

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