セラフィールドの核施設

共同通信ニュース用語解説 「セラフィールドの核施設」の解説

セラフィールドの核施設

元は軍需工場で、1947年に核兵器製造用のウィンズケール原子炉を着工。57年に火災を起こしたが、当時のマクミラン政権は米国に働き掛けていた核兵器開発協力への影響を恐れ、報告書の詳細を隠蔽いんぺいした。周囲は放射性物質で汚染住民の発がん率が上昇、多数の死者をもたらしたとの推定もある。56年に世界初の商業用原発が稼働し民生用施設の建設が続いた。日本からは原発の使用済み核燃料の再処理を長年受託。放射性廃棄物処理も担い、廃炉には四半世紀前から取り組む。海への汚染水放出も批判された。(セラフィールド共同)

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android