隠蔽(読み)インペイ

精選版 日本国語大辞典 「隠蔽」の意味・読み・例文・類語

いん‐ぺい【隠蔽・陰蔽】

  1. 〘 名詞 〙 人、事物事柄などの所在や真相を隠しおおうこと。
    1. [初出の実例]「縦(たと)ひ定業也共、通力を以て是を隠弊(インヘイ)せんになどか助けざらんや」(出典太平記(14C後)三五)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐韓策〕

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世界大百科事典(旧版)内の隠蔽の言及

【マスキング】より

…分析化学用語。遮へい(蔽),隠ぺいともいう。化学反応において目的の反応を妨害する物質が共存するとき,他の物質を加えるなどしてその妨害を取り除くこと。たとえばCu2+とAl3+が共存する試料中のCu2+のみを分析したいとき,そのままでは合量が分析にかかるが,Fを加えるとAl3+はFと強く結合するので,Cu2+のみを分析することができる。その他の方法として妨害物質の酸化状態を変える方法がある。Cu2+とZn2+をEDTAで滴定するとき,チオ硫酸ナトリウムを加えるとCu2+のみが還元されてCuになってEDTAと反応せず,Zn2+だけが滴定できる。…

※「隠蔽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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