セラン石(読み)セランせき

最新 地学事典 「セラン石」の解説

セランせき
セラン石

serandite

化学組成NaMn2 Si3O8(OH)の鉱物。三斜晶系,空間群,格子定数a0.771nm, b0.689, c0.673,α90.3°, β94.2°, γ77.25°,単位格子中2分子含む。肉眼では桃色。劈開{001}・{100}完全。硬度4~5.5, 比重3.4。屈折率α1.674, β1.677, γ1.710。板状あるいは柱状結晶。MnをCaで置換したペクトライトと固溶体をなす。マンガンとカルシウムが半々になったものは結晶構造が異なるためシゾライト(schizolite)という独立種となった。方沸石・エジリン輝石などと共存し,アルカリ岩の中に産する。ギニア,カナダ,オーストラリア,変成マンガン鉱床の岩手県田野畑鉱山などに産する。南アフリカのJ.M.Serandにちなみ命名。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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