硫酸塩鉱物の一つ。1985年ピーコーDonald R. Peacorらによって滋賀県栗東(りっとう)市五百井(いおい)鉱山(閉山)の変成層状マンガン鉱床から報告された新鉱物。緑マンガン鉱、菱(りょう)マンガン鉱、園石(そのせき)などからなる高品位鉱石中に脈をなす。自形は六角板状で、その後発見されたオーストラリア産のものについて確認された。結晶には撓性(とうせい)(たわむ性質)がある。命名は原産地にちなむ。
[加藤 昭 2016年9月16日]
中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...