普及版 字通 の解説
10画
[字訓] けずる・かる・ほろぼす
[字形] 形声
声符は戔(せん)。戔に薄く削られたものの意がある。〔広雅、釈詁三〕に「るなり」とあり、鋤のように用いる。
[訓義]
1. けずる、平らかにする、そぐ。
2. かる、きりとる。
3. ほろぼす、かりつくす。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕 ケヅル・トホル・セキ・スク 〔字鏡集〕 ヤスリ・ケヅル・キル・ナラシ・ナラス・ハラフ
[語系]
・tsheanは同声。はの古文。は名詞に用いる。翦(剪)tzian、dzuanも声近く、翦は斉断、は剪髪をいう。
[熟語]
穢▶・刈▶・棄▶・削▶・刷▶・釈▶・鋤▶・除▶・尽▶・絶▶・汰▶・奪▶・地▶・▶・滌▶・髪▶・祓▶・平▶・▶・滅▶
[下接語]
裁・除・編
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報