20世紀西洋人名事典 「ゼノゼブロフスキー」の解説
ゼノ ゼブロフスキー
Zeno Zebrowski
1891 - 1982.4.24
ポーランドの宣教師。
ポーランド出身。
1924年修道士となり、’30年にコルベ神父らとともに来日し、長崎などで普及活動を行う。’36年にコルベ帰国後は敵国人として監視されながらも活動を続け、’45年原爆投下にあう。戦後は東京浅草で北原怜子とともに廃品回収業者の「アリの街」建設に参加し、孤児たちの救援活動を行い、以後各地に「アリの街」を開設。また、広島にゼノ少年牧場、神戸には樅の木学園を建設するなど日本各地の恵まれない子供たちのために献身した。日本ではゼノ神父の名で親しまれ、’69年に勲四等瑞宝章を受章し、東京で死去した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報