ゼノロジー(その他表記)Xenology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゼノロジー」の意味・わかりやすい解説

ゼノロジー
Xenology

キセノロジーともいう。隕石地球大気に含まれるキセノン Xe の同位体 ( 124Xe ,126Xe ,128Xe ,129Xe ,130Xe ,131Xe ,132Xe ,134Xe ,136Xe の9種類がある) 存在比を実験的,理論的に研究する学問分野。 J.レイノルズが Richardton隕石においてキセノン 129が異常濃縮していることを発見 (1960) したことから,キセノンの同位体比の研究,ゼノロジーの重要性が広く認められるようになった。特にキセノン 129の異常濃縮は消滅核種ヨウ素 129の放射壊変による成分を含んでいるので,これを研究することによって元素の原子核合成時から隕石の形成されるまでの時間を推定できる。 (→アイソトープ )

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関連語 高岡

最新 地学事典 「ゼノロジー」の解説

ゼノロジー

xenology

隕石や地球物質のXe同位体比に基づく宇宙地球科学の実験的・理論的研究分野。J.H.Reynolds(1960)がRichardton隕石で,消滅核種129Iの放射崩壊起原129Xeを発見したことに始まる。Xeは9個の安定同位体をもち,同位体組成は恒星での元素合成過程,物質中での129I放射崩壊やUや244Puの核分裂,宇宙線照射による核反応(例,130Ba(n,γ)反応)などの影響を反映する。この性質を利用して,月面での埋没深度,地球や地球大気の起原など,多彩な研究に応用されている。

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