ゼノロジー(その他表記)Xenology

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゼノロジー」の意味・わかりやすい解説

ゼノロジー
Xenology

キセノロジーともいう。隕石地球大気に含まれるキセノン Xe の同位体 ( 124Xe ,126Xe ,128Xe ,129Xe ,130Xe ,131Xe ,132Xe ,134Xe ,136Xe の9種類がある) 存在比を実験的,理論的に研究する学問分野。 J.レイノルズが Richardton隕石においてキセノン 129が異常濃縮していることを発見 (1960) したことから,キセノンの同位体比の研究,ゼノロジーの重要性が広く認められるようになった。特にキセノン 129の異常濃縮は消滅核種ヨウ素 129の放射壊変による成分を含んでいるので,これを研究することによって元素の原子核合成時から隕石の形成されるまでの時間を推定できる。 (→アイソトープ )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む