レイノルズ(その他表記)Reynolds, Albert

デジタル大辞泉 「レイノルズ」の意味・読み・例文・類語

レイノルズ(Joshua Reynolds)

[1723~1792]英国の肖像画家。ロイヤルアカデミー初代会長で、画風は壮麗。レノルズ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「レイノルズ」の意味・わかりやすい解説

レイノルズ
Reynolds, Albert

[生]1932.11.3. ルースキー
[没]2014.8.21. ダブリン
アイルランドの政治家。首相(在任 1992~94)。スライゴ県のサマーヒルカレッジに学び,海運会社で働いたのち,ダンスホール,ペットフード工場,新聞社などを経営して成功した。1974年にロングフォード県議会選挙にフィアンナ・フェール党共和党)から出馬して当選。1977年,ロングフォード県ウェストミーズ県の選挙区から立候補してアイルランド議会下院(ドイル)議員に選出された。1979~81年チャールズ・ホーヒー首相率いるフィアンナ・フェール党政権で郵便電信大臣を務め,1987~88年第3次ホーヒー内閣で商工大臣,1988~91年第4次ホーヒー内閣で財務大臣を歴任。1991年にホーヒーと袂を分かち,1992年2月にその後継として党首と首相に就任した。レイノルズが受け継いだフィアンナ・フェール党と進歩民主党の連立政権は 1992年11月に崩壊した。しかし同 11月の選挙を経て,1993年1月,おおかたの意表をついて労働党との新たな連立政権を結成した。1994年には北アイルランドアイルランド共和軍 IRAとプロテスタント系武装勢力との間の停戦実現に大きな役割を果たしたものの,自身の連立政権は維持できず,1994年11月に連立が瓦解したのをうけて首相と党首を辞任した。ただし 12月に新政権が樹立されるまで首相代行を務めた。同 1994年にフィアンナ・フェール党の大統領候補を目指したが果たせなかった。1998年3月,公務を退くことを発表した。

レイノルズ
Reynolds, Sir Joshua

[生]1723.7.16. プリムトン
[没]1792.2.23. ロンドン
イギリスの画家。 1740~43年にロンドンで T.ハドソンに師事。 49年にミノルカ島からローマに向い,同地に2年間滞在してイタリア各地を旅行し,特にベネチア派の影響を受けて帰国。 53年よりロンドンに定住し,肖像画家としての評価を得た。闊達な筆致と明るいやわらかみのある色彩で,上流家庭の家族や,婦人,子供を得意として描き,また親しい友人や当時の女優などの肖像も多く描いた。 68年にロイヤル・アカデミーの設立に参加し,初代院長となりナイト爵に叙せられたが,82年に中風の発作に襲われ,視力も衰えて 90年に引退。主要作品は『マールボロ公爵一家』 (1778,ブレニム宮) ,『デボンシャー公爵夫人と娘』 (87,チャッワース・ハウス館) 。

レイノルズ
Reynolds, Osborne

[生]1842.8.23. アイルランド,ベルファスト
[没]1912.2.21. サマセット,ワッチェット
イギリスの工学者。ケンブリッジ大学に学び,マンチェスターのオーウェンズ・カレッジ教授 (1868) 。ロンドン・ロイヤル・ソサエティ会員 (77) 。水力学と気体力学分野で多くの貢献をし (→レイノルズ応力 ) ,流体の乱流の限界を与えるレイノルズ数や,レイノルズの相似法則と呼ばれる2流体の流れの相似性を表わす法則を発見した。また熱移動,凝縮の研究によりボイラコンデンサの改良にも貢献。 1888年ロイヤル・ソサエティのロイヤル・メダルを受章した。

レイノルズ
Reynolds, John Fulton

[生]1820.9.20. ペンシルバニア,ランカスター
[没]1863.7.1. ペンシルバニア,ゲティスバーグ
アメリカ軍人。 1841年陸軍士官学校卒業。砲兵隊士官としてアメリカ=メキシコ戦争活躍。次いで南北戦争では北軍准将としてフレデリックスバーグ,チャンセラーズビルの戦いで戦功を立てた。 63年6月 28日ゲティスバーグ占領を命じられ,ウィスコンシン第2連隊の先頭に立って進む途中,狙撃され戦死

レイノルズ
Reynolds, Samuel William

[生]1773
[没]1835
イギリスの版画家。メゾチント版画を得意とし,ロンドンで活躍。自作や当時の主要な絵画作品により版画を制作した。パリを2度訪れ,フランスの版画技術にも影響を与えた。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「レイノルズ」の意味・わかりやすい解説

レイノルズ(Osborne Reynolds)
れいのるず
Osborne Reynolds
(1842―1912)

イギリスの物理学者、工学者。ベルファスト生まれ。初め機械工の修業をしたが、ケンブリッジ大学に進み工学を学んだ。1868年マンチェスターのオーエン・カレッジの工学教授になり、37年間その任にあった。1873年から20年間にわたって流体力学を研究した。1883年に流体の慣性力と粘性力の比として「レイノルズ数」を導入したが、これは物体の周りの流体の形を決める重要なパラメーターである。また乱流のメカニズムを表現するレイノルズの方程式も提出した。実験的、実際的研究にも優れ、熱の機械当量についての膨大な実験、軸受の潤滑油の研究、河口の潮汐(ちょうせき)作用についての模型実験など、幅広い分野で業績を残した。

[高山 進]


レイノルズ(Sir Joshua Reynolds)
れいのるず

レノルズ

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百科事典マイペディア 「レイノルズ」の意味・わかりやすい解説

レイノルズ

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