ゼンペル(その他表記)Semper, Gottfried

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ゼンペル」の意味・わかりやすい解説

ゼンペル
Semper, Gottfried

[生]1803.11.29. ハンブルク
[没]1879.5.15. ローマ
ドイツの建築家,建築理論家。ミュンヘン,パリに学ぶ。 1830~33年イタリア,ギリシアなどに旅行し,古典建築やルネサンス建築から学んだ。 34~48年ドレスデン美術学校教授。歌劇場 (1837~41) ,美術館 (47~54) を建てた。 55~71年チューリヒ工科大学教授となるが,71年ウィーンに招かれて,国立劇場 (74~78) ,美術館,博物館を設計した。主著『様式論』 Der Stil in den technischen und tektonischen Künsten (60~63) 。彼の建築様式は,初期ルネサンスおよび中世建築に学んだ折衷的なものであったが,のちには,ネオ・バロックを示すものとなった。

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