普及版 字通 「ソ・くし・くしけずる」の読み・字形・画数・意味
10画
[字訓] くし・くしけずる
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(そ)。〔説文〕六上に「髮を理(をさ)むるものなり」とあり、すきぐしをいう。〔急就、注〕に「は大にして粗、髮を理むる以(ゆゑん)の、之れをと謂ふ」とあって、通の意をとる。比・比ともいう。比はおそらく〔史記、匈奴伝〕にみえる非余。その語は古く金文にもみえ、玉器であったらしい。
[訓義]
1. くし、すきぐし。
2. くしけずる。
3. かく、かきとる。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕 久志(くし)〔名義抄〕 クシ・ケヅル
[語系]
・(疎)shiaは同声。粗tsaは声近く、みな緩・粗略の意。比に対して稀(きそ)の意をもつ。比は虱(きしつ)を去るものをいう。
[熟語]
雲▶・裹▶・盥▶・具▶・子▶・▶・帚▶・妝▶・洗▶・剃▶・頭▶・髪▶・比▶・文▶・篦▶・沐▶・理▶・掠▶・▶
[下接語]
髻・瓊・紅・釵・・妝・粧・晨・爬・慵
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報