ソット・イン・ス(その他表記)sotto in su; from below to above

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソット・イン・ス」の意味・わかりやすい解説

ソット・イン・ス
sotto in su; from below to above

ソッティンスーともいう。絵画技法の一つで仰視法の意味ルネサンスからバロックにかけてイタリアで盛んに行われた,極度の短縮法を用いて画像空中に浮いて見えるようにした天井画における錯覚的遠近法。狭い意味でのイリュージョニスム同義。マンテーニャ,ジュリオ・ロマーノ,コレッジオ,ティエポロなどの天井画にその典型的な表現がみられる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android