天井画(読み)てんじょうが(英語表記)ceiling fresco

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典「天井画」の解説

天井画
てんじょうが
ceiling fresco

寺院や宮殿などの天井に描かれている絵。壁画の延長として洋の東西を問わず古くよりしばしば描かれた。その最古の例は旧石器時代の洞窟画にもみられるが,最も著名なものとしてはミケランジェロシスティナ礼拝堂の天井画がある。日本でも安土桃山時代以後,極彩色もしくは墨で城郭や寺院の天井を飾った。寺院の天井画では水墨画による雲竜図が多い。 (→ソット・イン・ス )  

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精選版 日本国語大辞典「天井画」の解説

てんじょう‐が テンジャウグヮ【天井画】

〘名〙 天井に描かれた絵画。天井絵。
※安土往還記(1968)〈辻邦生〉三「重厚な格天井はその区画ごとに見事な天井画が描かれていた」

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世界大百科事典 第2版「天井画」の解説

てんじょうが【天井画】

天井に施された絵画をいう。ここで天井というのは,木造建築に多い平天井のほか,石材や煉瓦などを用いるボールト(穹窿),円蓋,半円蓋など,要するに建築空間の上部を覆う面をさす。 天井画については,そこに何が描かれるかという問題といかに描かれるかという問題がある。前者に関しては,まず天井とはどのような意味をもつものかというところから考察を始める必要がある。天井は一般に,そしてとくに宗教建築において,天を象徴するものであり,地を象徴する側壁とは異なった主題が描かれる。

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