化学辞典 第2版 「ソムレー反応」の解説
ソムレー反応
ソムレーハンノウ
Sommelet reaction
ハロゲン化アルキルにヘキサメチレンテトラミンを反応させ,生成する第四級アンモニウム塩を加水分解してアルデヒドに変換する反応.おもにハロゲン化ベンジル誘導体を芳香族アルデヒドに変換する方法として利用される.この反応は含水アルコール中,pH 3~6.5で行われ,加水分解により生じるアミンと,系内に存在するホルマリンとが反応してイミンを与え,これが中間体となる.
この反応は縮合環化合物や複素環化合物にも適用される.
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報