複素環脂肪族アミンの一つ。ヘキサミン、メテナミン、ウロトロピン、1,3,5,7-テトラアザアダマンタンその他多数の名称をもつ。ホルムアルデヒドとアンモニアの反応で合成する。無色・無臭の結晶または粉末。水、エタノール(エチルアルコール)、クロロホルムなどに溶ける。ゴムの加硫やフェノール樹脂合成における反応促進剤として使われる。またアンチモン、ビスマス、銀、金、水銀などの分析試薬、利尿剤や尿路消毒薬としても用いられる。
[務台 潔]
C6H12N4(140.19).ヘキサミン,ウロトロピンともいう.ホルムアルデヒドと計算量のアンモニア水をまぜてつくる.結晶性粉末.263 ℃ で昇華する.水,エタノール,クロロホルムに可溶,ベンゼン,アセトン,エーテルに難溶.酸性水溶液中では原料に分解し,低温で濃硝酸と反応して爆薬トリメチレントリニトロアミンを,還元によりメチルアミンを生じる.利尿剤,尿路消毒薬,ゴムの加硫促進剤,ビスマス,銀などの分析試薬として用いられる.[CAS 100-97-0]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...
12/17 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
11/21 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新