日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ヘキサメチレンテトラミン
へきさめちれんてとらみん
hexamethylenetetramine
複素環脂肪族アミンの一つ。ヘキサミン、メテナミン、ウロトロピン、1,3,5,7-テトラアザアダマンタンその他多数の名称をもつ。ホルムアルデヒドとアンモニアの反応で合成する。無色・無臭の結晶または粉末。水、エタノール(エチルアルコール)、クロロホルムなどに溶ける。ゴムの加硫やフェノール樹脂合成における反応促進剤として使われる。またアンチモン、ビスマス、銀、金、水銀などの分析試薬、利尿剤や尿路消毒薬としても用いられる。
[務台 潔]
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