岩石学辞典 「ソロド」の解説 ソロド 過剰のナトリウムが溶脱を受けて分解したアルカリ土.粘土および三二酸化物(sesquioxide)は溶脱して下の土壌断面に向い,炭酸カルシウムの欠如した漂白された溶脱層位を形成する.この作用はポドゾル化作用に類似している[Robinson : 1936, Eye : 1970].ソロネッツの溶脱がさらに進んだ土壌で,A層は厚く弱酸性を示し,ナトリウムの溶脱に伴って粘土の洗脱が起こるため砂質となり,B層は緻密な粘土集積層である[木村ほか : 1973].この名称はロシア語の塩の意味に由来するので種々の綴りがあり,どれが本来のものかよくわからない. 出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報