ソンジョ族(読み)ソンジョぞく(その他表記)Sonjo

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソンジョ族」の意味・わかりやすい解説

ソンジョ族
ソンジョぞく
Sonjo

タンザニアのバンツー語系の一民族。自称バテミ Batemi。マサイ族に取囲まれた6つの村に住み,灌漑農耕,やぎの牧畜蜂蜜採集を生業としている。柵で囲まれた村の内部は主として父系氏族単位でいくつかに区分され,これは共同作業の単位ともなっている。政治的実権は村ごとに世襲の 17人で構成される長老評議会に握られ,また諸儀礼は各村に少くとも2つはある聖堂の世襲の司祭が司るが,民族全体の首長は存在しない。評議会は水利権をほぼ専有し,その他の大多数の者は灌漑用水家畜や蜂蜜などと交換して得る。 Khambageuと呼ばれる文化英雄に対する信仰は今日でも厚く,彼に関する神話,儀礼,神聖とされる物や場所は豊富にある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む