ソーダ税(読み)そーだぜい

知恵蔵mini 「ソーダ税」の解説

ソーダ税

糖分の多い飲料に課される税の通称。2012年1月に、フランスで加糖炭酸飲料1缶に対し約1円(0.01ユーロ)の税を導入したのが初のソーダ税とされる。14年1月には、メキシコで1リットル当たり約5.5円(1ペソ)の加糖飲料税が導入された。15年3月には、カリフォルニア州バークレー市が米国で初めて加糖炭酸飲料などに約30ミリリットル(1オンス)当たり約1円(1セント)の税金を課した。飲食業界などの抵抗にあいながらも、以降、16年6月に米国のペンシルベニア州フィラデルフィア市がソーダ税の導入を決めている。16年10月11日には、WHO(世界保健機関)が、生活習慣病や子供の肥満などを抑制するため、糖分を多く含む飲料に課税するよう加盟国・地域に呼びかけるに至っている。

(2016-10-20)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android