ソーベテル文化(読み)そーべてるぶんか(その他表記)Sauveterre

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ソーベテル文化」の意味・わかりやすい解説

ソーベテル文化
そーべてるぶんか
Sauveterre

フランス南部を中心にみられる中石器時代中葉の文化。幾何学形細石器が最大の特徴としてみられる文化で、三角形の細石器が主体となっている。標準遺跡である南フランスのガロンヌ川支流レマンス川沿いにあるソーベテルのマルティネ岩陰(いわかげ)では、タルドノワ文化の下に発見されており、タルドノワ文化より古いことが確かめられている。分布は、タルドノワ文化が西ヨーロッパから中央ヨーロッパ、さらには東ヨーロッパまで広がるのに対して、ソーベテル文化は南フランスを中心にごく狭い範囲の分布である。ヨーロッパで真正の幾何学形細石器を多数もつ文化のなかでは、最古の文化の一つと考えられる。

[藤本 強]

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