ソ連社会学(読み)ソれんしゃかいがく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ソ連社会学」の意味・わかりやすい解説

ソ連社会学
ソれんしゃかいがく

労働組織論が中心課題である社会学。 1930年代から 60年までのソ連では,社会学はブルジョア科学として認められず,正式には社会学研究は行われなかった。現にソ連の学界においては,社会学の講座はなかった。また年刊の『社会調査研究』以外に社会学専門の雑誌も刊行されていない。しかしスターリン批判以降の 61年,ソ連社会学会が創立され,市民権を獲得した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android