ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タイチョン盆地」の意味・わかりやすい解説 タイチョン(台中)盆地タイチョンぼんちTaizhong pendi タイワン (台湾)中西部にある盆地。東をチョンヤン (中央) 山脈の前山であるチヤリー (加裡) 山脈,北西をタートー (大肚) 山地,南西をパークワ (八卦) 山地に囲まれ,南北に長い。南部をタートー渓,北部をターチヤ (大甲) 渓が流れる。中央にタイチョン(台中)市が立地し,北部にはタイチョン(台中)県の県庁所在地であるフォンユワン (豊原) 市,南部にはタイワン省の省庁所在地であるチョンシンシンツン (中興新村)がある。17世紀末から漢民族が移住し,18世紀に入って開拓が進んだ。主作物は水稲で,東部の山腹ではバナナなどの果樹作が盛ん。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by