タイマチク(読み)たいまちく

日本大百科全書(ニッポニカ) 「タイマチク」の意味・わかりやすい解説

タイマチク
たいまちく / 大麻竹
[学] Dendrocalamus giganteus (Wall.) Munro

イネ科(APG分類:イネ科)のタケ・ササ類。ダイマチク、ゾウタケともいう。インド、マレー原産で、世界でもっとも太いタケといわれる。稈(かん)は多数集まって株となり、高さ30メートル、径30センチメートルに達し、稈面は灰緑色を帯びる。タケの皮も非常に大きく、長さ、基部の幅が、それぞれ約50センチメートルある。葉は長楕円(ちょうだえん)形で長さ50センチメートル、幅10センチメートル、若いときは裏面に毛がある。花を包む小穂は、稈の節から数本束生する長い枝に密に並んでつく。台湾には同属のマチク(麻竹D. latifolius Munroがあり、九州南部でまれに栽培される。

[鈴木貞雄 2019年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む